とっくにみんな切羽詰まった状況です。
正月明け、私のところにも困難を抱える家庭の相談が相次いでいます。
12月議会で取り上げた若者の予期せぬ妊娠問題。現実には、普段からの経済的な要因や病気など様々な事情がこれに重なっていました。
一方、中学時代からの不登校で引きこもりとなっている若者の親御さんからの相談は、コロナで客が減って売上大幅減となった自営業の親御さん自身が追い詰められていました。
若者への自立支援には丁寧なアプローチで時間もかけなければなりませんが、親御さんには、コロナ禍で適用対象が拡大した住宅確保給付金が使えそうなので、その申請で急場をしのぐことになりました。
それぞれ複合的な課題を抱えているために、市役所いくつもの担当課との協議を重ね、ご本人と改善策を探っていきます。
市職員も、繋がればしっかり対応してくれていますが、問題は、どの相談も当事者がSOSを出せずにいたところを第三者からの相談で対応に至っているという点です。
12月議会、コロナ禍で多くの高齢者の居場所や子ども食堂が閉鎖された際の市としてのバックアップ体制の必要性を質したのですが、現実は待ったなしです。
「補償乏しき自粛」を強要する国に対して、市町村行政や地域に暮らす私たち自身が、身近な声なきSOSを受け止めて、SOSをあきらめてしまう人がないようにしていきましょう。
何かありましたら、お気軽にご連絡ください。
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